同窓会コーデを考える

「ストリート以外で着ていく服がわかんねぇ!」

・・というワケではないのですが、TPOに合わせてコーデを考えるシリーズ。

この記事では、今月上旬にあった同窓会で着たコーデについて、その試行錯誤の記録を紹介していきます。

【ポイントまとめ】

・場所に合わせてスマートカジュアル
・秋っぽくジャケット着たい
・全体的な色のトーンを落とす
・シンプルかつメリハリあるシルエット
・アウターを脱ぐ前提で考える

店の雰囲気に合わせてスマートカジュアル

同窓会と言っても小規模なものです。

ホテルの宴会場でやるようなものではなく、カジュアルレストランでの飲み会なので服装はギリ、スマートカジュアルで組むことにしました。

場所も新宿や渋谷、池袋よりも田舎っぽいエリアなので、トレンドはやや抑えつつ、場に馴染ませることを最優先。

それ以上に、アイテムをわざわざ新調したくはないので全て手持ちのもので作りたい。

また、飲み会コーデのセオリーとして以下のポイントにも注意する。

・全体的に服のトーンを落とす(食事中汚れても目立たないように)
・頑張りすぎない(久しぶりの同窓会なので、多少綺麗に作りたい)

ボクシージャケットを着こなす

今回の主役に使いたいのは、秋っぽさ×今感のある『ボクシージャケット』です。

やっぱり、ちょこっとだけ華やかな飲み会にはジャケットが便利ですよね。

個人的には肩がドーン!と強調されたジャケットが好きなのですが、学生時代の同窓会程度では「やり過ぎ」ないように、画像2枚目の落ち着いたタイプが好ましいと考えました。

これに対して、組み合わせの案は以下の通り。

・同カラー&トーン モックネックかバンドカラーシャツ
・ベージュ系 ワイドパンツかワイドジョガー

別案として、ショートテーラードも迷いました。

ですが、後述するパンツとの相性を考えると前者のほうがバランスが良かったのです。

ジャケットは脱ぐ前提でトップスを考える

主役はボクシージャケットですが、そもそも室内の飲み会なのでジャケットは脱ぎます。

広い空間の会場であればジャケットを着たままでも映えますが、普通のレストランなので脱ぐ方が自然です。

時期的にも少しだけ夏の暑さが残るので、無理してジャケット着てても暑苦しい。

以上のことから、

・トップス1枚だけでサマになること
・レイヤードは難しいので不採用
・カラートーンは暗め
・できれば他の人と被らない

これらを踏まえて候補として挙げたトップスがこちら。

最初は「ジャケットから、ボタンをカッコよく覗かせたい!」などと考えていたのですが、どうせジャケットは脱ぐことになるので、ルーズでドレープ感のあるモックネックTの一択でした。

結果的に、他のメンズがバンドカラーシャツを着ていたので被らなくて良かったです。笑

上半身に合わせてパンツを考える

ということで、『ボクシージャケット×ジョガーパンツ』で足元にかけてタイトに作るか、

【案1】

もしくは『ボクシージャケット×ワイドパンツ』の存在感どーん!で作るか。

【案2】

ここでも結局、ジャケットを脱ぐ前提でルーズなモックネックロンTとのバランスを優先し、メリハリのつけやすいワイドパンツで組むことにしました。

モックネックロンT×ジョガーパンツだと、シルエットの面白みが弱い。

ちなみにセットアップ風に作るとカッチリしてしまうので、カラーはあえて外すくらいが丁度良さそう。

個人的にベージュコーデは飽きたという気持ちもあったので、黒パンツを試着。

・全体のダークトーンからくる重たさ
・安易に黒パンツ履いてくるメンズ

といった印象が拭えず、僕のセンスではカバーできないので、無難にベージュパンツに変更。

(男だけなら適当に黒でも良いのですが、女子もいるし、それだとつまらない。)

それに上半身を重たい色でまとめていることからも、パンツは多少明るくても問題ないと判断したのです。

また萌え袖っぽくなるのを危惧して、袖は内側に織り込んでみたのですが、なんとなくオーバーサイズ感が弱くなる気がしたので、この案は不採用にしました。

ベージュ系ワイドパンツは手持ちに色んな選択肢がありましたが、バランスやトーンを比較した結果、こちらのガウチョパンツで。

※ 実物のカラーは写真よりもトーンが落ち着いているので、意外といけそうです。

ちなみに先述したショートテーラードですが、このパンツだとお尻を隠せず、ラインがモロに出てしまうので断念しました。

あとはワイドパンツに合わせて、わかりやすい厚底ローファーを履く。

なお、ボクシージャケットとワイドパンツ(ガウチョパンツ)ですが、最初は懸念点もありました。

試着して鏡で見たときは「やり過ぎかもな」と思いましたが、写真を撮って確認すると「意外とそうでもない」と思えたのです。

わざわざ撮影するのは手間だし面倒ですが、客観的に判断する上では大事な行程かもしれません。

ディテールの調整

あとはディテールの調整です。

・インナートップスはタックインで着る(タックアウトはのっぺりしやすい)
・デカいジャケット感を大事にしたいので、袖は折り込まずに手は隠れてもいい(どうせ脱ぐし)
・室内ではアウターを脱ぐので、タックアウト(お尻のラインを隠す)
・アクセントにシルバーネックレスもあり
・同系色の厚底スニーカーも悪くないが、そこまで攻めなくていい
・バッグは手持ちにあるもので最適なモノ

タックインについて、ベルトループがないパンツなので、トップスの生地をちょっと出してウエストラインに被せるようにイン。

そして、最後は黒髪、黒バッグ、黒靴にしてベージュワントーンを黒で締める

↓ ↓ ↓

・・といった感じで完成です。

このコーデが最適解かわからないし、後になって見返すと微妙な部分も見つかると思います。

それでも、なんとか手持ちのアイテムだけで試行錯誤して、想定問答からベストなアイデアを捻り出す作業は、とてもいい経験でした。

何より、こうやってコーデを考える時間が一番楽しい。

とはいえ、ベージュ以外のアイテムがないわけでもないのですが、なるべく細部にまでこだわって完成度を高めるとなると、ベージュ系に頼ってしまうのが現状です。

少しずつ、寒色系で汎用性の高そうな服もワードローブとして増やしていきます。

ありがとうございました。